子供に気をつけてほしいこと
口の筋肉、舌の位置や動き
ぽかん口:いつも口は閉じていますか?
唇の筋肉がはならびを整えます。
正しい口元は
舌はいつも上あごに軽く触れています(喋る時、食べる時以外)ここをスポットと言い、舌はいつも正しい位置スポットにあるはずです。
軽く閉じた口の中で歯は上下が触れない程度に開きリラックスしているはずです。噛みしめているようでしたら昼間は意識して上下の歯は離してください(食事以外)
指しゃぶり:前歯が出たり、開口といって噛ん
だ時に前歯のかみ合わないおくちになってしま
います。3才にはやめたいところです。
ごっくんする時は舌の先は上の前歯のやや後ろにくっついていますか?下の前歯の裏側を押すと下の前歯が押されてかみあわせが悪くなります。
歯の隙間を埋めるように舌を出して飲み込んでいませんか?
悪習癖は4ー5才までに自然になくなれば問題ありません。
MFT=口腔筋機能療法
歯並びは、口や舌の悪習慣を治すことで時期によっては改善できるようです。
矯正歯科でも矯正と並行して悪習癖(習慣になっている悪い癖)を改善して矯正の妨げにならないよう、また後戻りしにくくなるようMFTをしています。
MFTで検索をしていただき、お子様の口を観察してくださいませ。
また、子供はご家族の皆様と食事をしながら真似をして学んでいくそうです。くちゃくちゃ食べがあればもぐもぐ食べに、姿勢よく食べる、など皆様のお手本でお子さんが将来、快適なお口、体を手に入れ、歯が悪くなる要素を減らして頂けるよう願っております。
乳歯は6~8か月で初めての歯、下の前歯が生えてきます
左下Aと右下Aです
歯ブラシでの喉突き防止のためのぐにゃっと曲がるはぶらしがあります。0~3才用喉突き防止はぶらしは歯のセレクトショップ歯Laboratoryへどうぞ
12か月で上下2本ずつ生えます
右上AB、左上AB、左下AB、右下ABです
喉突き防止はぶらしは、ぐにゃっと曲がりますが曲がるおかげで
ブラシ圧がちょうど良い200g。お子さんは痛くないので歯ブラシを嫌がらず、歯磨き嫌いにさせないよう
作られた製品です。0~3才用
2才から3才で上下5本ずつ乳歯が生えそろいます
向かって右上から、右上EDCBA左上ABCDE
右下EDCBA左下ABCDE です
6才までは乳歯だけで過ごします。乳歯は永久歯に比べて歯の質がやわらかいため虫歯になりやすいです。おやつのコントロールとお母さんの仕上げ磨きが重要です。理想は、フロス(糸ようじ)を使って虫歯になりやすい歯と歯の間も磨いていただくことです。糸にゆるみがあるので入れやすく奥歯に使いやすいライオンデントEXのY字型フロスはおすすめです。喉突き防止はぶらし0~3才用、3~6才用とかみ合わせ面をピンポイントでこすれるワンタフト(毛が一束の)ブラシも仕上げ用におすすめです。
6才で第一大臼歯が生えてきますが、注意したいのは歯ぐきを破って生えたその下です。生えたての歯はまだ歯の質がしっかりしていないのでかぶっている歯ぐきの下が虫歯になっていることがあります。こういうところはワンタフト(毛が一束の)ブラシでピンポイントでねらって仕上げ磨きをお願いします。乳歯の生え変わりが終わる10才頃までは、歯並びのチェックも兼ねて時々仕上げ磨きをしていただいて良いと思います。
歯の高さも低いうちは、横から歯ブラシを入れないと歯の咬む面にあたりませんので、お子さんにも気をつけて頂きたいところです。
生えたての第一大臼歯は溝の部分が深く、またほかの歯でも虫歯の心配がある時はシーラントという樹脂を溝に入れて予防することもあります。
永久歯の生え変わりは6才から始まります。初めて生える大臼歯を6才臼歯・第一大臼歯と呼び、これからずっと使って頂く歯なので大切にします。一番噛む力が強いのもこの歯です。永久歯の生え変わりの初めは、乳歯と同じで下の前歯から生え変わります。6才で左下ABが12に、右下ABが12に、右上ABが12に、左上ABが12に。その後DEが45にかわり、最後にCが3に10才頃す生えかわります。そのため3(糸切り歯)は最後なので生える場所がないと八重歯になってしまうのです。ですので乳歯は長く残して生える場所の確保を。顎の成長もないとぎゅうぎゅうになりますから、やわらかいものばかりでなく、良く噛んで食べることで顎の成長を助けます。きれいな歯並びを目指して頂きたいと思います。この時期の歯ブラシは、お子様用に歯ぐきに優しくあたり全体にこすれる絵柄付きのテぺハブラシを、仕上げ磨き用に特に歯ぐきのかぶった第一大臼歯にワンタフト(毛が一束の)ブラシがおすすめです。
12才頃に上下左右の7番目の歯が生えてきます。これが第二大臼歯です。
親知らずは親はもう子供から離れる20才頃に生えてきます。横向きに生えることも多い親知らずは手前の7番目の歯との間がむし歯になりやすいので、抜いてしまうのも選択の一つです。残すことはできても虫歯になってから治すのは難しいからです。
このような場所は歯ブラシでは届きにくい為、ワンタフト(毛が一束の)ブラシがおすすめです。
先に上顎が発達し(脳も)、その後下顎の発達(背の高さが伸びる時)。
あごの発達は20才で終わります。
乳歯は永久歯よりエナメル質と象牙質がうすいので虫歯が広がりやすく、永久歯は象牙質が厚い分、黄色みがかって見えます。
ワンタフトブラシは、このようた一束の毛先の歯ブラシのことで、細かいところや磨きたい場所にピンポイントであたるので、ぜひ使って頂きたい歯ブラシです。
・虫歯になりやすいお子様の咬む面、溝
の部分の仕上げ磨き
・叢生と言って、歯が前後して生えてしま
った部分、八重歯など
・虫歯や歯周病になりやすい、一番後ろの歯の真後ろの面
・歯ブラシでこすっても、どうしても取れない厚くなったプラークに
歯のセレクトショップ歯Laboratory でも販売しております。ドラッグストアなどになければ、お近くの歯医者さんで歯ブラシだけ買うこともできます。
ブログにも 子供の歯のことがありますので、よろしければご覧ください。
胎生7週・・口に粘膜に味蕾が発生
胎生12週・・成人の味蕾と同じような形態になる
胎生3~9か月・・味(甘み)を感じる
ライオンのパンフレットより掲載しています
親子でやろう!0才からの予防歯科より
年齢ごとの虫歯の気をつけ方
6か月・・下の歯の前歯AA2本萌出
離乳期・・塩味の味覚が始まる、後天的な食体験で塩味は形成される。
離乳初期:嚥下・捕食獲得。離乳中期:押しつぶし機能獲得
離乳後期(9か月頃下の前歯2本萌出):すりつぶし機能獲得・手づかみ食べ獲得
離乳完了目安・・1才~1才半
1~2才・・処理しにくい食べ物・・生野菜・繊維のある肉・野菜・弾力性のあるかまぼこイカタコ・まとまりにくいひき肉ブロッコリー・皮が残る豆・トマト・プチトマトは窒息が怖いので半分に切る(実は高齢者も同じ)
口唇を使う、手づかみ、前歯でかじり取り、水分のすすり飲みをスプーンやレンゲで練習その後小さなコップへストローはなるべく使わない、又は奥まで入れて飲ませない
1才・・・上の歯の前歯AA2本萌出。自浄作用が働かないのでこのころから糸ようじ開始。上唇のすじを人差し指で保護して磨くと痛がりません。
1才半・・ミュータンスレンサ球菌が出て来る。下の歯の左右DD萌出、その他のレンサ球菌は下がる
2-3才・・上のAA汚れ取りにくい、虫歯多発。自分で磨けてくる。食具を使って自食機能獲得
3才・・乳歯列期完成
4才頃・・食塩濃度は大人と同じ嗜好へ。お箸開始。5才でもOK
4‐5才・・上下左右EEEE萌出。奥に届いていないのが気づかない。噛む面注意。左右上下のDE間だけでもあと6-7年は(10才頃生え変わりまでで)もたせないとだめなのでY字型の糸ようじ開始。
5-6才・・左右上下DE隣接面注意。
下の第一大臼歯が6才頃生えますが、手前側に力をかけながら生えるのでコンタクトがきつくなり虫歯が多発。上の第一大臼歯は後ろに向かって出て縦に戻ってくるので下の方が虫歯になりやすい。仕上げ磨きでワンタフト。歯肉かぶって痛い時はワンタフト柔らかめで。染め出しは6だけでもここに注目してもらう。
6-7才・・混合歯列期上下左右第一大臼歯は生えたてでやわらかく虫歯の進行早い。溝も深く形も複雑。歯ぐきのかぶった下は不潔になっており、1年ほどかけてかぶった歯ぐきがなくなってくる。生えそろうまで噛むことによる自浄作用が働かずより不潔になる。頬側の溝も映えている途中は注意する。7才から左右上下でEと第一大臼歯がコンタクトし始めたらY字フロスを。本人ダメならお母さんにお願いする。
6才半から9才で上下の前歯1、2が生え変わります。
9才から10才上下の犬歯、
10~11才で上下小臼歯が生え変わります。
7才8か月・・上の前歯1が生え変わっており、2が未萌出。
8才5カ月・・上の前歯1、2がコンタクト開始。Y字フロスをここも開始。
女の子には指まきフロスも話してみる。
8-11才・・上下左右E遠心、上下左右第一大臼歯の近心はEの抜けた後脱灰していることが多い。左右上の歯の123もコンタクトしてくるため脱灰注意。
虫歯を治せばミュータンスレンサ球菌の数は減る。
乳歯の虫歯を放置すると、永久歯も虫歯になります。
小学3年生までは仕上げ磨きを。
すっぱいものを食べた時は30分ほど歯みがきを控えてください。
ミュータンスレンサ球菌は多くの場合お母さんの唾液で感染。
ミュータンスレンサ球菌の菌数が一定以上でなければ定着できないが、糖が存在していたり感染の頻度(口移し)が増加すると少ない菌でも定着する。
3才で菌構成決まる。
年齢ごと泣き止むテクニック
4か月・・・ドライヤーを蓋したり開けたり
5‐8か月・・唇をポンポン
9か月以降・鏡
歯みがき
歯が1本生えたらガーゼ、コットンで拭く、湯冷ましを少し飲ませる、甘みの強いものは味覚形成のため与えない。
何でも口に入れたがる時期は、赤ちゃん専用の歯ブラシをおもちゃ代わりにもたせる。1才前後から歯ブラシで磨いてあげる。磨く習慣をつけるため、磨けなくても歯ブラシを持たせる。
嫌がる子には・・
2-3才は自分だけで磨き滝なる。お母さんと一緒に磨く、お母さんの口も磨いてなど、お互いにやってみる。
4才まではほとんどの子が嫌がる。
原因・・歯ぐきにあたって痛い。上唇のすじをひっかけない、200グラムの力で磨いてあげる。歯肉炎や虫歯があるかもしれないので、綿棒や、優しく磨く。
顔が必死になって恐いかもしれませんので、今日は10回だけゴシゴシさせてなど、手抜きをしながら歯磨きになれるのを待つ。
窒息事故の注意:子供は飴が1位。こんにゃくゼリー、ピーナツ
大人は餅、ご飯