知覚過敏症

 

象牙質を覆っていた歯ぐきが、ブラシのこすりすぎや噛み合わせが原因で下がり(年齢と共に健康でも多少下がります)、むき出しになった象牙質内にある象牙細管の中の液体が動くことで神経に刺激が伝わります。

治療は象牙細管をふさぐこと。外からの刺激が少なければ、象牙質は防御作用により象牙細管がふさがります。ですのでまずは歯磨き粉なしで1週間、かための歯ブラシを使っているならふつうの硬さのものにして様子を見ます。だめならシュミテクトのような知覚過敏用の薬剤が入っている歯磨き粉を1週間。それでもだめなら歯医者さんに行ってください。しみ止めの薬

を塗ってもらえます。えぐれている部分は詰めてもとれやすいので、そのままにしておくことも多いです。

 

酸蝕症

酸性の飲み物を多く飲む方、ワインやお酢ドリンク、炭酸飲料などを口の中に広げて飲む方、酸性の薬品を使うお仕事の方は、お口の中が酸性に傾く時間が多い分、歯の表面が溶けだす時間も多くなります。酸性の強い飲み物を飲んだ直後、歯の表面が溶け出している状態のところを歯ブラシでこすってしまうと、より歯の表面をもろくします。唾液でお口の中が中性に戻るまでの30分~1時間は歯磨きはしない方がよろしいです。

酸性の飲み物

情報の補足:酸蝕症ブログ