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エナメル質と象牙質

    エナメル質(白)             象牙質(うす茶色)

組成 ハイドロキシアパタイト(無機質)97%  ハイドロキシアパタイト70%

                    有機質20%・水10%

 

(ハイドロキシアパタイトは骨の60%)

 

構造   エナメル小柱              象牙細管

 エナメル質結晶のサイズ 50~200μm

 

臨界PH(歯質が溶け出すPH) PH5.5          PH6.2

 

硬度                       1/5

                       ガラスと同等の硬さ

 

ヌープ硬さ(工業材料の硬さを表す尺度) 

      300-343(鉄より硬い)          68-70

 

モース硬度  7                   5~6

     水晶と同じ硬さ          ガラス、オパールと同じ硬さ

 

 

エナメル質は硬く、象牙質はやわらかい

ですので、象牙質の虫歯の進行は早いです。

 

穴の開いた虫歯に気づきましたら、ともかく早く歯科医院に。

 

子供の乳歯は進行が早く、歯の厚みも永久歯に比べて薄いので痛みが出たときには神経に虫歯が到達していることも多いです。神経をとる治療は、麻酔や回数もかかるので、生え変わりの終わる10才頃まで、仕上げ磨きでチェックを週1回して頂いてもよろしいと思います。

 

毎日でなくとも、甘いもの好きなお子さんならなおさらです。グミやドリンクバーがブームですから心配です。乳歯は生え変わりまで残すことが目標です。残すことで永久歯のスペース確保となり、のちの歯並びにかかわります。この手間は、将来お子さんの磨きやすい歯並びにつながります。お子さんも歯の大切さは実感できないと思いますが、親御さんは自分の体験があるからこそいつも心配をして、歯を磨いたかうるさく聞いてしまうのです。

 

歯ぐきが下がって象牙質(茶色い部分)が見えている方は、象牙質がやわらかいので、ここから虫歯が始まることも多いです。歯の根元に歯ブラシはあたっていますか?

 

知覚過敏は、頬っぺた側の歯の面の歯ぐきが下がり、むき出しの象牙質の象牙細管の中の液体流動が神経を刺激するため、ピリッとした痛みとして感じます。これは虫歯と違い、外からの刺激をなくせば生体防御で自然治癒します。